M-1グランプリ準決勝


とりあえずデカイすね。
今までが小さすぎたんでしょうけど。


会場が多いので今まで以上に全体の空気を読む感覚が怪しくなっていますが、
それでもよろしければ以下お読みください。
敬称略・ネタバレありますし、偏った表現も多数含まれます。


(言い訳終了)




MC はりけ〜んず
「どうせ準決勝から見に来たんでしょ?」という時には
「8月から!」と起立しそうになりました。
何故か駐車場でお客さんに誘導された前田さん。そこまで優しいと。
過去の予選を振り返って、前田さんが印象に残ったのは、
3回戦でマジックをしたコンビ(キャラメルマシーン)だったとか。


前田「M-1のMをマジックのMと勘違いしとんねん」


でも、これだけ印象に残るということはただマジックやったからというだけではなくて、
キャラメルマシーンの見せ方が盛り上がっていたからであって、
マジックをもっと漫才に寄せてきたら、
準決勝もなくはないんじゃないかと密かに期待している私。


ウケてる感じ
赤字青字→黒字)
(実際赤字レベルなのに自分がハマってない場合、
下げたりしていると思いますので、ご注意を)


ものいい コンビの対比、バスケ
トップということでは上々。
前半のテンポがいいだけに後半「うーん」繋がりが。。


ゆったり感 あいうえお作文怪談
話の作りとしては入りやすいし、いい展開だけど、
一文字づつ言って、中身を言うという
あいうえお作文のリズムが終始続いたので、
ちょっと飽きてしまう感じがしたかなと。


エルシャラカーニ 引越の挨拶
私の主観ですが、
登場からちょっとピリピリっとしたムードではなかったかと思います。
しゃべり始めたら多少大丈夫かな、と思ったらたちまち厳しい状況に。
ブレイクアウトの時のような変なリズムではなかったので、
調子が悪かったということでもないというと思いますが。


キングコング 心霊スポット
何とこの後のナイツの前座になってしまうとは。
それほどにインパクトがなかったです。
ちょっとベテラン的な空気が漂っていて、
何となくちょっと聞き慣れてしまったベタなリズムという感じがして、
新鮮味があまり感じられなかったですね。そこそこ笑えるんだけど・・・という感じ。


ナイツ 宮崎アニメ
登場から会場のハートをキャッチ。
挨拶間違えないようにじっくり手のカンペを見ながら登場。
そこにも詰め込んだかと(笑)
この流れで一気にキングコングがかすみましたね。
このネタは塙さんがキャッキャしたり、テンション下がったりが楽しいネタですね。
これは行ったでしょう。


ハマカーン ロボ(探偵、医者、ボディガード)
どれもそこそこいいんだけど、ネタがそんなに繋がっていないので、
全体としては印象が薄かったですね。


マシンガンズ 2ちゃんねる、学園祭、女子大生との合コン
雰囲気は悪くなかったです。
ただ、事前のライブでは結構ウケていたキラーワードが
(「女が好きな言葉」とか大学とか)
ちょっとハマんなかったですね。残念。
序盤の事務所のところとかウケていたので、
やっぱりもっとぶっちゃけてしまうのを期待しているんですかね、見てる側が。
ちなみに本日の西堀さんは3回戦のブルーのニットじゃなかったですね。
(滝沢さん同様、白シャツに黒系細めネクタイ)
なかなか良かったのに。


クロンモロン 宇宙人(?)と戦う親子
マチュアでありながら、2、3回戦とはネタを変えてきましたね。
しかもクオリティも高い。長台詞も結構しっかり入ってくるし。
最後の回想シーンとか面白かったですね。
それだけにオチで急にふわっと終わってしまった気が。
ただ、数年後(来年かもしれないけど)、
たとえコンビが別れたりしても、また同じ場所に来そうな感じします。


ノンスモーキン 告白
スクリーンなくてもウケてましたね。
2階席とか手の動き、見えてたんでしょうか。
見えていなくても中尾さんのフォローが効いていたんでしょうね。
オチ前の紹介のくだりはどわっとウケて鳥肌立ちました。
終わりよければ、と捉えれば相当いい線。


響 天使と悪魔
長友さんの天使登場のくだりは結構好きでしたけど、
目立つか目立たないかで言うとやっぱり目立たない設定なんだなと思う。
ちなみに3回戦はハイキングデートのネタ。
そういや去年はオードリーがデートプランのネタをやって、
某氏にぼろくそに書かれたなーとか思い出しました。
それで響も変えたんだろうとか言うんじゃないですけど。


ザ・パンチ ニュースキャスター
パンチ浜崎さんの暴れっぷりが全部ハマりましたね。
「ギター置けよ!」と怒られ、素直に降ろすくだりとか良かったですね。


東京ダイナマイト 美容室
2人ともスウェットで出てくるから「何?」と思ったら、
このネタでした。パーマを蒸してました。
何か正直やる気ないのかな、とか思ってしまうくらい、残念なチョイス。
ちなみに序盤だったのでネタにはそんなには影響がなかったと思いますが、
謎の電子音がピロピロ。
結構鳴り続けていたので携帯ではなかったんだと思うんですが、さすがにそれは同情。
ネタ時間もあるので、しばらく触れない状態が続いてピリピリ。
ちょっと可哀想な瞬間でした。


パンクブーブー 電気店へのクレーム
面白かったし、実際会場のウケも良かったです。
しかし、黒瀬さんのツッコミフレーズフェチとしては
このネタは割と普通のツッコミが多くて、ちょっと物足りなさも感じつつ。
「寿司屋」のネタの方が私は好き。


U字工事 茨城県民との結婚
茨城との対比はレッドカーペット等でもウケが良いので、
今日もウケましたね。面白かったです。
卓郎さんがキレるところもビシッと決まって。
やっぱりあの北関東弁最大の特徴である語尾の上がるイントネーションが、
笑いを誘うんですね。
終盤には平和的で、さすが「癒し系」漫才という感じでした。
先日のバカ爆では言っていなかった「栃木県警」の辺り追加されていました。


ハリセンボン バスケ部
テレビで下地がある分「・・じゃねーよ!」
とか割り増しにウケていた感じですかね。
そういうキラーフレーズはウケていたものの、
全体的にどうだったかと言われるとちょっと考えちゃう。


ハライチ 仙台が好き
ひたすら楽しそうなやり取り。ツッコミのフレーズで、
たまにワッと沸くけど、あくまで同じ「似たフレーズ」を言っていく一本勝負。
4分ともなると、途中で飽きてしまうのが正直。


南海キャンディーズ 万引きGメン
山ちゃんのハイレベルなツッコミフレーズは大分聞いてきてしまっているので、
なかなかそれ以上想像を超えるというのは難しいのだろうと思ってしまう。
しずちゃんとの漫才に関しては言い尽くした感があるのかもしれないですね。
ただやっぱりしずちゃんが奔放に動く姿はしっかりウケる。
私は山ちゃんが角田ばりのブレイクを見せたのが面白かったです。


磁石 好きな子に話しかける、ラブレター
さあ、さてここは予想が難しいなあ。
全く同じ形を最近繰り返し見てしまっているので、
初見や回数が少ない人と同じようには見られないのですもの。
私の好きなノリツッコミが割とさっさと流れてしまったように感じてちと残念。
しかし全体的にはあの突き放したツッコミは爽快だったですね。


チーモンチョーチュウ 3文字ゲーム(迷子)
ここも金脈を見つけた感じですよね。
良くできてるなあと感心するような漫才。
ただエロ本のくだりは「ハッ、かぶるかも!」と。
(流れ星にもそういうくだりがあるので)
ただだからこそ、「おわり」っていうのって勿体無いのでは、と感じてしまう。


ハイキングウォーキング 動物を拾ってきた息子
「世界に通ずる洋昌だ!」というのがさっさと流されるのが不思議で面白かったです。
後半になって台詞がテンポ良く盛り上がっていましたが、
ネタ全体で何が言いたかったのかちょっと薄め。


ラフ・コントロール 山が好き
謎の「槍をもった男たち」が再び出てきて、面白かったです。
ただ重岡さんのテンションがもっと上がるところとか見たかったですね。


Wエンジン エステティシャンとの鍋パーティ
バイクのエンジンふかすポーズで登場。
(いつの間に!改名してからずっとやってたのかな)
序盤、ちょっと緊張感が。。
「惚れてまうやろ」を期待する空気の中、
なかなか出ない上に「めっちゃ、エロい!」とかで
テンションが上がっているところとの温度差が静寂を生んでいたんじゃないかと。
なので、肝心の「惚れてまうやろ」が出る頃には
爆笑というより安心してしまいました。
今年のホープ大賞1回戦よりは全然大丈夫だけど!


風藤松原 友達を作る
NSC18期(えとうさん)繋がりとちょっとだけウキウキ。
やっぱりこっちのネタをやったんですね。
しかし、風松さんのテンションって、
ガツガツした中での対比がいいかなと思っていたので、
ちょっと前がねえ(「惚れて〜」はガツガツしてるか。。)。
馴染むのにちょっとだけ時間がかかってしまったかな、と。
後半の悪くなる辺りはよくウケていて、楽しめました。


オードリー 母親を旅行に
本日の春日さんはキラキラというより、ずっしりしっかりしたオーラが。
求めに応じる大きい男に見えましたよ。
ただの「変なヤツ」から、「安心できる」オーラが出ているように感じられました。
ネタは、若林母狙いの春日さんの気持ち悪さ全開で楽しかったですね。
「Bだよ!」「(水着にならない)そこを何とか」
さらに聞き慣れた部分をちょっと壊すリズム
(「あっ、つまんね」と切り捨てる若林さんとか)があったりしたので、
テレビでネタを見ている人も、楽しめる展開だったんじゃないかなと思います。


ジパング上陸作戦 スーパーマリオを説明する
チャドの暴れっぷりがマイルドで見やすかったかなと思います。


流れ星 幼なじみハル君と祭
「残り全部」キレイにウケてましたね!
舞台も大きかったので、特に栄えて、面白かったです。
チーモンとのかぶりもさほど気にならず。
(でも先にやった方が良かったは良かったはず)
「会場にハル君が」に繋がってめでたしめでたし。
ウケ的に決勝に行って欲しい気持ちもありつつ、
敗者復活の大きい舞台上で「残り全部」を見たいという気もしてしまうんですよね。


髭男爵 バカンスの過ごし方
前半はひぐち君の用意したプライベートビーチの話。
「ペースはいぶ〜ん♪」とか、一瞬できるひぐち君とか、新しいフレーズが出てきても、
その辺で4分はきつかったのかな。
後半前にやっていた「探検」のネタをくっつけたところが涙ぐましい。


我が家 初デート(スケート、カラオケ、レストラン、ショッピングなど)
見慣れてしまったかと思いきや、意外としっかりウケていました。
至って今まで通りのローテーションの感じなのですが、普通に面白かったですね。


囲碁将棋 隣の女子大生の部屋の音
ネタの構成が楽しいですね。
わかっていても、きっちりした展開で笑わせてくれる。


マヂカルラブリー 十字に貼り付けられたときの対処法
びっくりすると言っちゃなんですが、かなりウケていましたね。
野田クリの不思議キャラとそれに翻弄されまくる村上さんの叫びが
全体的に受け入れられた感じが、面白さとともにとても爽快でしたね。
ちょっと方向違いますが、南海キャンディーズを知った時の
雰囲気ってこんなんじゃないのかなとか思ってみたり。
1週間前に10数名の前(としかわトーク)で
同じネタをしたとは思えない、爽やかな空気が流れていました。
(客が少ないことを言ったら、マシンガンズもそうなんだけど)


オリエンタルラジオ 遊園地
ウケてはいたけど、「らしさ」っていうのはあったのかな?と疑問に。


スピードワゴン 不倫しているOLの相談
「おい、坊主、昼ドラを見ろ!」とか井戸田さんの暴走キャラが楽しい漫才。
しかし、何か閉じられた空間に向けて放たれた漫才というか、
単独とかでは楽しいんだろうなと思うけど、
この場で決勝に行く雰囲気が出ていたかというと微妙に感じるネタかなと思います。


ピース 学生時代の淡い思い出
ところどころにブラックキャラの又吉さんらしさが
散りばめられて楽しかったですけど、
設定としては、目立たない設定に感じました。
去年の「正しく発音する」とかの方が、
ピースのオリジナリティを感じられて好きだったなと思います。


NON STYLE 溺れた少年を助ける
3回戦では多少「イキリ」入れていたと思うのですが、一切なしでしたね。それは嬉しい。
でも本人たちは思い切った決断だったんじゃないかしら。
私は正直「イキリ漫才」ばかり見るようになってからは、あまり好きじゃなかったんです。
だからこそ、石田さんのキャラをもっと掘り下げてもいいのではと思ってしまった。
「ちょいちょい自分を傷つける」とかは面白かったですけど。
私が、今日も「イキリ」を見せられるんだろうと下がっていたテンションを上げるのに
苦労しただけで、会場ウケは良かったんだと思います。


ブレーメン あっち向いてホイ
ツッコミがもっちゃりしてるなーとちょっと思ってしまう。


イシバシハザマ おかしな話(張り込み)
お帰りなさいのイシバシハザマ
おかしな話が3回戦同様、これまでのショートコントスタイルではなくて、
通常のストーリーの中でショートコントのオチフレーズと挟み込むスタイル。
いいフレーズでは大きな笑いを獲っていました。
今までのおかしな話より、不意をつかれる感じで
あのリズムが入るから余計にツボに入りやすいのかなと。


ケツカッチン 俳優、ニュースキャスター
東京受験をこなして立派だったと思います。
「誰?」感が強くて、大変だったと思います。
後半の高山さんを振り回すスピードについていけなかったです。


カナリア 謎のヒット曲
カナリアの今年のネタ他に何があるのか、わかりませんが、
「このネタやるんだー、意外」と思ってしまいました。
何か中身が軽くないかな、とか思ったのです。
歌声があまりにも軽快だったからでしょうか。
安達さんの歌声の心地良さが、まず印象に残りました。


タイムマシーン3号 コーヒー飲めた
関さんのお子ちゃまっぽいビジュアルにハマった、いいネタでした。
後半のタイミングのいいやり取りに拍手が。


POISON GIRL BAND 吉田の呼び名を考える
逆にトリという順番が重かったような、軽い遊びのようなネタ。
楽しそうなのはわかるけど、伝わってこないPOISONだったように思います。
これだと敗者復活でも相当埋もれてしまうのでは、と思います。

              • -

事務所っていうのがあるとそうも行かないのでしょうが、


吉本以外では
ナイツ、オードリー。
後は流れ星、U字工事、磁石の中から1組。


吉本では
ザ・パンチNON STYLEチーモンチョーチュウ
パンクブーブー
枠的にあるかもしれないのが、ノンスモーキン


大阪は何もチェックしていないですが、願望だけ。


モンスターエンジン(地獄巡りのネタが特に好き)
銀シャリ
ヘッドライト


出場者が東京に比べて少ない上、
常連の笑い飯・千鳥・麒麟、そしてダイアンやアジアンなどがいますから、
他の組はかなり厳しいとは思いますが、1組くらいは入らないかなと思っています。