ライジングオレンジ

6、7日と大阪に行っておりまして、baseとワッハホールNSC道場という超若手のライブを見ておりました。どちらもそれぞれの面白さがあって楽しかったです。

たまに「そんなに沢山ライブ行って飽きないの?」と聞かれることがあるのですが、確かにネタだけのライブはちょっと飽きてます。テレビも出演者の幅が広がり、若手も沢山ネタをしていることがあって、テレビで見れば良いかなとか生意気に思ってしまう(しかし実際見てない場合もある・・・)。なので行く時は「そろそろ○○や●●の新ネタをチェックとしないといかんな・・・」という感じで出かけていくのです。M-1とかの前は「あの辺の調子はどうよ?」みたいなね、おかしな見方をしていると思います。

ただライブにはいろいろあって、トークライブや企画ライブはその時にしか見られないハプニングのような面白さが。超若手や賞レースの予選ライブは青田買いする楽しさと、芸歴が浅い分ピュアというかストレートな表現の瑞々しい感じ(極端なことを言うと憧れの芸人さんをほぼパクってるようなこともありますが、それが可愛いと感じてしまうこと)。それから事務所ライブなどはほぼ同じメンバーで行われていくので、継続して見ていくと変化が楽しいのです。

そんなわけで今日はマセキ芸能社の若手ライブへ。

MCホームチーム檜山
三四郎→漫才高円寺クイズ
こばやしけん太→効果音紙芝居
キスキスバンバン→コントヒーロー道に迷う
ルシファー吉岡→コントおかまの恋愛相談
(企画)コンビ愛大喜利
ツィンテル→コントオーディションでサバ読む
浜口浜村→漫才もずくとめかぶ
グーとパー→コント結婚相談所

ルシファー(敬称略)がネタも面白かったけど大喜利でも活躍。コンビじゃないのでこばやしけん太さんと組んで参加。1人が大喜利の答えを出す前に相方がその人の良い所を言って(恥ずかしくして)あげよう、という企画。かなり良いエピソードというか暴露が面白かったです。ちなみにツィンテルと浜浜は企画には不参加。ちょっと残念。

浜浜はちょっとこれから進化楽しみな新ネタ。がっつりネタバレするんで畳みますね(今更?)
「もずくとめかぶの話を・・・やっぱり止めた」と浜村さんが話を止めてしまう。フォローする浜口さんを突然、浜村さんが叩く。叩いた後にすぐ謝る浜村さん。許す浜口さん。そしていつまでも漫才を始めてくれない浜村さん。最終的には浜口さんに謝罪を求める。そこにはとんでもない理由が・・・!

浜浜は唐突、衝動、大人しそうに見えて突然凶暴化するようなところが目が離せなくて虜になってしまうんですが、特にそういうネタかなと思いました。最近私が大阪で好きな「びわこメロディ」というコンビも草食系というか優しそうなんだけどシュールな漫才をする人たちがいまして、たまたま昨日見てまして、近いものはあるけどやっぱり結構違うなと思い直しました。同じ空想の世界でも「白雪姫」(びわこ)と「浦島太郎」(浜浜)のような・・・あれ、上手いことと言えない・・・。浦島の不可解な感じが・・・ねえ。まあ芸歴とか活動拠点も違うので比べるものではないですけどね。こっちはこういう魅力があってはあっちはああいう魅力があるということ。

そして今日は珍しいことが。とんでもない理由の台詞の時にあまりに衝撃な台詞なので驚きの不思議な笑いが発生して、それに反応して浜村さんも浜口さんもちょっとププッと。客席に反応するようなところはあまり見たことがないです。あれで今後台詞が変わるのか、変わらないのか、これからあのネタがどう成長していくのか。事務所ライブは新ネタをおろしていることが多いので、毎月楽しみなライブのひとつです。