しろいうさぎとくろいうさぎ

二匹の小さいうさぎは、広い、東京という森の中で漫才をしていました。

日曜に下北沢で漫才をして、火曜にライブのキャンセルが発表され、水曜にそれが、しばしのお休みであることが発表されました。

日曜のくろいうさぎさんはとっても声が小さく、それがその時の最大のエネルギーだったと思えば、仕方の無いことかもしれません。



2008年のM-1「二重漫才」ではじめて見て、直後にお芝居やライブの企画コーナーで弾ける姿を見て、あまりの可愛らしさにどきどきしてしまいました。

そしてライブに通うと、うさぎさんたちはさまざまパターンの漫才を持っていることに気づきました。何よりそれが一番の魅力に感じるようになり、もっと欲しい、もっと欲しいと中毒のようになっていきました。

その後、初対面のお笑い好きな人には、まずうさぎさんたちのことをお話していた気がします。「昨日はありがとうございました」なんてメールをお送りすると、返信には大抵彼らの名前が入っているので、「しゃべりすぎたかな・・・」と思うことがしばしば。

正直、賞レースで上に行くことができなくて、ちょっぴり心配するような時もありました。しかし合間に漫才ライブ、単独ライブ、ユーストリームなどで着実に進化している姿を見せてくれるので、ハラハラしながらも、のんびり応援していきたいなと思うコンビでした。

特に昨年6月の単独ライブは、一生懸命芸にぶつかって生み出された、とても繊細な世界で、沢山の笑いとは別にぽろぽろと涙がこぼれてしまいました。



くろいうさぎさんは真っ直ぐなので、漫才といつも一緒にいられるのはどうしたらいいか、考え込んでしまっているのかもしれません。
しろいうさぎさんはきっといろいろと頑張ってくれているでしょう。

帰ってくるのを待ってます。



昨年のトークライブで聞いたこと。18歳で名古屋で活動を始めて、評判が上がってきた頃に、しろいうさぎさんが「やっぱり大学に行く」と一旦活動休止したことが
あるようなので、実はおあいこなんですよね(それはどうかな?)



最後に。
今は時効かなとも思うので白状しますけど、一昨年に発行された「PLANETS」でチラリと「注目若手芸人クロスレビュー」というので彼らのことを書きました。日頃「金たまライブ」とか平気でつぶやいてる輩が書いてたと分かったら信用されないだろうな、というのと、拙い文章力が恥ずかしくて、黙ってました。

その節は勝手に書いてごめんね、一番のかわいこちゃんたち。