すっ飛ばして別のこと。


栞と紙魚子〜」のドラマを久々に見たけど、


ネタバレあります。

もはやあれは別のもの・・って感じでかなりガッカリでした。


「魔術」(栞と紙魚子 何かが街にやってくる収録)がベースのストーリーってことらしいけど、
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ベースでもないって感じ。


「魔術」は楽しげな栞と紙魚子シリーズの中では、
少し珍しいタイプの話で、ちょっと怖めなストーリー。
得体の知れないキャラは出て来ずに、
同級生や先輩がポピュラーな「魔術」という方法で、変身するお話。


友人が死んだ原因を調べていくと、
実は魔術を使った先輩に殺されたのだというお話。(原作)

友人が死んだ原因を調べていくと、
実はストーカーに追われたのではなくて、
残り一本の人気ゲームソフトを買いにダッシュしたら車に跳ねられたのだというお話。(ドラマ)


ちなみにTHE GEESEの尾関さんが店先で「残り一本だよ!」とゲームを売る役でした。
どちらかと言えば「自殺館」の人形役の高佐さんの方が
「らしさ」を出せる役だったのではないかと思います。
(首吊り死体を模した人形の役・・ちなみに原作では
完璧に壁からぶら下がっているのですが、
ドラマではくくろうとして、ずっと静止し続ける役だったのです。
特技パントマイムだし。。)


変身も出てきたには出てきたのですが、
エンディングで「実は・・これが原因だったかも」
みたいなあいまいな状態で出てきたし、
劇中は「山月記」ってワードで片付けられた感じがして、何か哀しかったです。
(いや、山月記も立派な作品でそれ自体がどーのというのじゃないんです)


それからオチが「栞と紙魚子」のオチ(パターン)じゃなくて、
これは「きらきらひかる」のオチだろうと。(「きらきらひかる」も好きですけど)


原作見てなければ、それなりにいいのかもしれないけど、
私はきつかったです。