あの饅頭を探す旅2


プロレスだとか、アニメ、野球等々のネタは
その知識があるのとないのとで
全然面白さが違ってくることがありますよね。
技術と呼んでいいかな、
知らなくても面白いものと
全く笑えないものもあったりはしますけどね。


そういう意味で私が持っていたものの一つに
「詩吟」があります。
あのお方達のように、子供の頃からきっちりと
やっていたわけではないので、技術的なことは全くわかりません。
大学に入ってから1年半くらいやっていました。
突然やりはじめたのは別に変わったことをしてやろう
という気合があったわけではなくて、
本題(詩吟)を隠しながら来る先輩の勧誘に乗ったということです。


時間も取れなくなったので辞めたのですが、
当時は大変マイナーなものでした(今だってどうよ?)。
文化祭の買出しの領収書の「宛名は?」の問いに恥ずかしさを堪えて
「詩吟研究部・・・」と言ったのに、訛りの鼻濁音が邪魔して、
「死人研究部」と書かれる始末。怖すぎる!


まさか数年経って、今みたいな日が来ることは
考えられなかったです。
若者がいたすものじゃないってことで、
多少は恥ずかしい思いもあったもので。
だから余計に笑ってしまうんです。


木村さんが数年前に詩吟ってこういうものです、
という例として普通の詩吟をやっていた時があって、
客席のほとんどが知らない中を自分だけ知ってるという
こっそり感が当然おかしかったんですけど、


・一行しかやらなくても、「誰作の何」かわかる
(すぐわかんなくてもちょっと調べればすぐ出る)
(ちなみにM-1 2006の敗者復活で見たのは乃木希典「金州城」)
・歌うとかじゃなくて「吟じる」と言う
・間違えたら「もとい」と言ってやり直した


↑は知ってるから笑えること。異常なまでに笑いました。
知らない人はわかんないんだろうな、
こんなに面白く感じるなんて得したなと思います。


エロ詩吟というブームも一通り落ち着いてきて、
これからどうなるという時期に
差し掛かっているんじゃないかと思いますが、
もっとバリエーションを見せて欲しいですよね。


詩吟会的にNGなのかな?怒られるものなんでしょうか、正式に。


詩吟は七言絶句の漢詩が基本的なものとしてありまして、
七言絶句なら節はほぼ一緒みたいなものです。
木村さんがネタでは絶句の一句目の節を吟じているのかな。
(もちろん長いもので同じ節が入るものもありますが)


普通の詩吟はあのメロディ(メロディ?)を
↓に当てはめてくださいませ。
「少年老い易く、学成り難し」


あのメロディなら「学」くらいで切れますね。
ということはまた一句目じゃないのかもしれませんけど、
その辺は大してやってないので多めに見ていただければ(じゃ、言うなよ)。


メロディ飽きるんなら、
違うメロディーでやったりしたら、どうなんだろう。
実際もう考えて「なし」なのかしらん。


それは和歌のメロディ。
これはショートネタとしての切り方が難しいかもしれませんねえ。
一人でやるのは独吟。複数で合唱的にやるのは合吟。
交互にやるのは連吟とか言うのかな。
これはすでにコラボカーペットでやってたりしましたかね。プププ。


こうして妄想できるのもまた楽しい。