チケットの代金

GW、正に今お台場フジテレビ内で行われている「お笑い鉄板ライブinお台場グルメパーク」。少し前のライブで出演芸人さんたちがこぞって(必死に?)告知している姿を見て、売れてないんだろうなあと思って、切なくなりました。

http://www.fujitv.co.jp/events/gurume-park/map3.html

4月29日(木・祝)ソニーミュージック ライブ
5月1日(土)ニュースタッフエージェンシー ライブ
5月2日(日)ホリプロコム ライブ
5月3日(祝・月)マセキ芸能社 ライブ
5月4日(祝・火)サンミュージック ライブ
5月6日(木)ケイダッシュステージ ライブ
5月9日(日)コメディクラブ ライブ

1日2回公演(14:00〜、16:00〜)でホリプロケイダッシュ以外は2回とも同じ出演者。ケイダッシュに関しては1回目はハマカーンどきどきキャンプトークライブにしていて多少他の事務所のライブとは異なったことをしています。

チケットが高額(2000円)だから売れないのじゃないか、という意見もあるんですけどそれというのは「このメンツで2000円?」ということなんですよね。

しかしチケット代は安ければいいのか。
当然否ですよね。
それはライブが成り立たないからという理由ではなく。

逆に休みの時間を1.5時間なり2時間なり拘束されるのだから、逆時給計算というのか、高いお金を払って良いものを見て満たされたい、という人も多いと思うんですよね、というかむしろその方が自然。

ライブに関する情報が少なければ少ないほど、チケット代金でライブの価値を推し量る。チケット500円のライブには500円の価値しかなく、5000円のものには5000円の価値があるんだろうと。昨日のD関に関しては最上級の席7000円もびっしり人がいましたし。

「お笑い鉄板ライブ」に関しては中途半端だったなと。東京近郊のお笑いファンにとっては事務所ライブとほぼ内容が一緒と推測されるのに事務所ライブ(平均1200〜1500円くらいかな)より高額の前売2000円。しかも事務所ライブなら新宿・渋谷で開催されているものをわざわざお台場まで行かなくてはいけない。そして、地方からお台場に来た観光客にとっては、テレビに出演していない=知らない芸人も多い、それなら4000円払ってルミネとか行った方がいいかしらと思うところなんだと思います。

そういう意味では一昨年までGWにフジテレビで行われていたお笑いホープ大賞は賞レースの緊張感、上位戦の豪華さがさまざまな人にとって価値あるものだったんですけどね。予算の関係だったんでしょうかね、なくなったの。ホープ大賞が終わる時「M1、R1に負けない賞レースを作ります!」と大会関係者が言っておりましたが、未だ開催されず。恐らく提案した企画ではお金が出なかったんでしょうね。

だからといってこのざまはない。各事務所に1日どうぞと。どのようにオーダーを出したのか知りませんが、結果的には雑に渡しただけじゃないかと思わざるを得ないですよね。〜プロデュースと名前を出してるからとはいえ、集客ひどい場合の痛み分けってことにはならないと思います。来年はお笑いライブ辞めようとなれば、最終的に事務所や芸人がダメージを被るのだろうと。何とかして欲しいなあと思ったわけです。


最後にちょっとお台場とは別のこと。
チケット代安ければいいのかの否って、大阪行った時すごく思ったのです。
大阪のインディーズライブの聖地ワッハ上方レッスンルームで行われるライブは基本的に無料のライブが多いそうです。東京と大阪で事情は違うと思います。大阪インディーズ界にはそれなりの事情があることでしょう。しかし逆にタダなんて・・・と思ってしまう。

一度「中等部」というインディーズライブを見ましたが、baseのオーディションライブを受けているメンバーによるライブで、なかなか面白かったのです。東京でなら700、800円くらい取るライブかなと(1000円でも問題はない、同程度のライブは沢山ある)。彼らがbaseのレギュラー入りすることをゴールと捉えるなら、インディーズライブは場数であり、とにかくお客さんが入るようにと無料にしているんだと思うんだけど、私が行ったライブはお客さんは殆どが女子中高大生(?)・・・じゃ、ハイティーン(笑 ハイティーンブギ)、大人のお客は殆どいないように見えました。何が悪いんだという気もしますが、大人もいるほうが自然ですからね、何とかそういう方向になったらいいんだけど。

チケット代つけたからと言って大人が来るわけではないでしょうが。無料につられてホイホイ来るということはそれほどないでしょう、特にテレビの充実度が高い大阪なのですし。だから無料っていうのも良し悪しだなあと強く感じたわけです。