ライジングオレンジ


さすが何やかやで薄目をすれば満席に見えないことも無い来客数。
マセキユース(きっと「預かり」ってことなんだろう)のみで行うライブ。
今回が記念すべき第1回目だそうです。


敬称略・ネタバレあります。


MC ダムダムおじさん
・おみくじで「凶」で「嘘をつかないこと」
 と書いてあったのに嘘をついたら大変なことに(二村)
・妹のトイレ話(二村)
・おばあちゃんのパーマの中に(二村)


ネタ
青春ダーツ 漫才 彼女に「いとしのエリー」を贈る
ノンチ*1さんのツッコミって聞いていて落ち着く、いいツッコミだなと思う。
的確だし、私にはやかましくないので好きなツッコミさんの一人です。


豊 コント 酔拳
動くと床が抜けそうなミシミシ音。


浜口浜村 漫才 お茶になりたい
「お茶になりたい」と浜村さん。
それに丁度「湯飲みになりたかった」と浜口さん。
しかし、実際になってみるとできないということで
どうすればできるのか考える2人。
シュール、ちょっとテンション、ちょっとほんわか、
ちょっとシリアスグロテスク。
味覚の5つを全部入れることが料理の極意であるとする
ミスター味っ子的思考の私にはとても楽しく引き込まれる世界でした。
爆笑という感じではないけど「いいなあ・・」と。
しかし見慣れぬ人、初見の人もいたであろう会場には、
あまり伝わってなかったですけど。
ウェルカムでない人にも届く
「何か爆発的なもの」が見つかればいいですね。
ちなみに浜村さんの茶柱が可愛らしい。


公園ドライブ コント 俳句の授業
妙な間と妙なボキャブラリーの貧しさが
たまにツボでちょっと笑ってしまいました。
見た目もコミカルだし。
私は結構わけのわかんない(失礼)ピン芸好きなんで、
ちょっと今後注目。素人っぽさにウェルカム。


企画「夢を叶えましょう」
全員参加の企画。
売れたら○○したいという夢を書いた紙をボックスに入れ、
選ばれた人がその夢を今日の舞台上で疑似体験するという内容。


1 豊「分刻みのスケジュールを体験したい」
マネージャー役ツィンテル勢登、ディレクター役青春ダーツ田中。
CX*2の楽屋で、
マネージャーから分刻みのスケジュールの確認。
するとディレクターが挨拶にやってくる、というシチュエーションを体験。


スケジュールは豊さん作成。
何故か同日にNHK「プロフェッショナル」とTBS「情熱大陸」の密着が。
野田「完全に番組かぶるだろ!」


最後は和田アキ子の新年会に顔を出した後、
中野twl*3にてオールナイトライブ、その後NYへ。
合間にディレクターが何度も入ってきて、女の子やゴルフの誘いをするが、
豊さんが面倒になったのかすぐ追い返され、
その後も弄られずキレる田中さんが面白かったです。


2 ツィンテル倉沢「軍団を作りたい」
No.2役青春ダーツ野田、その他の構成員役浜口浜村・遊び屋・三四郎相田。
団長(No.2談)からのむちゃ振り「何か面白いことやれ」で
ショートコントを披露する浜村さん。意外とややヒット?
「ナイス」と言ったノンチさんが団長に怒られる。
そして団長からお年玉争奪大喜利のお題が。
お題「♪もうーいーくつ、寝ーるーと○○」


浜村「♪グータン・ヌーボー」→お年玉ゲット
相田「♪ギブミーアパッションフルーツ」→お年玉ゲット
浜口「お正月です!あけましておめでとうございます!」→ゲットならず
洋平(失念)ただしスベったことは間違いない(笑)→ゲットならず
上村「♪地デジになーるーよー」→お年玉ゲット
野田(歌はなく、吹き矢を吹く)→お年玉ゲット


最後は団長。
「♪おしゃれ番長〜」がきれいにスベって終了。


3 公園ドライブ「成田空港でマスコミに追われたい」
公園ドライブ、謎の「ぐいぐい」押し。ほぼ全員から叩かれる。
設定としては伊東美咲との熱愛発覚(何故か伊東の美咲と言う公園ドライブ)で、
報道陣に質問されるというもの。
いざやってみると質問には一切答えず、
最後に「バリはねえ、あったかかったですよ」と一言。
伊東美咲関係ねーじゃん!」総ツッコミ。


ここで終了となるはずが、
三四郎小宮さんが「まだ俺の夢やってない!」と前に出てくる出てくる。
仕方が無いので公園ドライブの夢をやらせてあげるということに。
「俺のじゃないじゃん!」とキレる小宮、
やりながら茶々を入れるメンバーという図式に。
若手らしくて良いなあとおばはんみたいな感想を持つ私。
マセキユースノリができつつある感じが良いですね。


ネタ
やまもとまさみ コント ミュージシャンのインタビュー
急遽ゲストということで登場。
落ち着いてしゃべるミュージシャンが時間たっぷりで
徐々にテンションが上がっていくところを垣間見せる、
通常のスタイルとは変えてきたネタ。R-1用?
面白いけど、テンション低めのスタートが吉と出るが凶と出るか。


三四郎 漫才 ものまね本人登場
何となく逞しくなったなーと。
企画での暴れぶりをここでも見たかったですけどね。抑え目。


ツィンテル コント 往年の時代劇俳優
変則的なものがあったりした後なので、
ベタベタなのもまた楽し。


遊び屋 漫才 洋平がナルシスト
初見で「ナルシスト」キャラがイマイチ伝わってこなかったです。。
だからこその自己紹介ネタなんだろうけども。


エンディング
やまもとまさみさんが単独の告知。
タイトルを聞かれ「ラズベリードリーム!」と答えた後、
間髪入れずに「え??」と心の声が出てしまった豊さんが面白かったです。
素で言ったっぽくて。
やっぱりユース第1回目ということで、皆遠慮して告知なし。
「告知じゃなくてギャグやりまーす」みたいなノリはなかったです。


最後に「ライジングメッセージ」という、
今後毎回やっていくライブ締めの一言コーナーが。
今回はMC二村さんが担当。
きれいに「?」な空気でライブ終了。

      • -

ユースメンバーのみということもあり、
さらに第1回ということで初々しいライブでした。
企画では時折メンバーの一体感が垣間見えて、
今後もっと馴染んできたら楽しそうだと期待を持ちましたね。
MCではありませんでしたが、ノンチさんのフォローが全体をまとめてました。
小宮さんも上手く操り。


先輩との絡みで学ぶことも多いでしょうが、
こういう若手たちで盛り上げるという経験も非常に大事ですよね。
安心してガンガン出て、自分をアピールする良い経験。
アピールによってキャラが理解できてきて、また次回も見たくなりました。
それとは別に、いつか浜口浜村大喜利を是非見たいなと思いました。

*1:野田

*2:「お前はちゃんとフジテレビって言え」とツッコまれる

*3:マンションの一室の小劇場