レジスタリーグ


若いエネルギーをここぞとばかりに吸い込んできました。
桟敷で(恥ずかしい!)


敬称略・ネタバレあります。


開演間際に行きましたので、
うっかり桟敷に座ってしまいました。
尻が痛いのはいいとして、若い空気が充満していて、
むせそうになりますね、気分的に。


開演前に前説VTRとは別に、少年COLORの解散のご報告。
徐福さんは作家に。
中川さんは昔組んでいたコンビ向井中川を復活させて、
今からライブに臨むとのこと。
2人とも頑張ってほしいですねえ。


MC トップリード
何度もMCしているみたいなので、
皆の扱い方も心得ていて、楽しいお兄さん。バトルライブの説明で、


新妻「もーやだー!中笑いとか何キロバトルとかー!
   キングオブコントとかー!!」


楽しいスイッチが入ったみたいで、
和賀さん20歳の誕生日に105キロバトルをたたき出したエピソードを。


ネタ順を決める抽選会も兼ねているオープニングでしたが、
とにかくクロンモロンの弾けぶり!
大袈裟なこと言うけど、魂の解放というか、
こういう場があるのが、彼らにとって・・・
そうだ、デトックスとして、
すごく意味のあることなんだろうなと思いました。
この帰ってくる場所があるから今後も、
他所で思いっきり暗さ、狂気を持って暴れられるかもしれないですね。
どうも何となく儚さを感じる(コンビとかお笑いが続くかな)
人たちだと準決勝を見てチラと思ったので。


ネタAリーグ(4分)
ジャガモンド 漫才 NHK子供番組の歌、コーナー
歌が上手いのはこれから武器になりそうですね。


Gパンパンダ コント 家族
新しい発想をしていこうという気合が伝わってきました。


ヤマシモ 漫才 1日の過ごし方
ツッコミの「テー!」っていうのが
全くハマっていなかったけど、
やり続けるのが大事なのかもしれませんね。


オレンジサンセット 漫才 RPG
若い関西系ツッコミの見事な声質。
シアターDでこういうツッコミを聞くのが新鮮。
だって東京に出てくる関西の人は、
ある程度関西でキャリアを積んで、スレてるっぽいじゃない(?)
なので、新鮮なまま、東京に空輸されてきたみたいで楽しい。


中MC
新妻「インスタントジョンソンより面白い(笑)2人なのに面白い」
愛されているなあインジョン。


クロンモロン 漫才 シンデレラ
食物連鎖」こういう発想好きだ。


DANGOMUSHI コント M-1反省会


門出ピーチクパーチク 漫才 ポケモン
これこそレジスタ、みたいなのを感じました。
小学生の頃が懐かしい、って、ポケモンのネタするんだぜ。
そういう言い方すると、バカにしているみたいだけど、
全くそういうんじゃなくて、
これはもう年取っちゃうとできないことだなと。
ま、おっさんがポケモンのネタしたら、
ある意味それも面白いけど。


鳥澤たくろー コント 眠っていた男
何年も眠っていて現在のことがわからないという設定だけど、
携帯使ってて、ボーリング知らないとかよく意味がわかんなかった。
しかし、この世代でコントをきっちり作るピン芸人って
きっと珍しくて、良くやっているなと感心はしております。


中MC
ダーツにハマる新妻さん。自宅でもやっているらしく、
「真ん中に2投入ったら、風呂入る」と全裸で楽しんでいるそうです。


ネタBリーグ(2分)
せら 漫才 ドラえもん、マスク
2分で2ネタは大変。


ぺいんとボール 漫才 同級生のキノシタ


ネオフロンティア ショートコント 小学校あるある
この辺もレジスタならではだなあ。


富澤ヴィトくん 漫才 コンビニ店員
設定の選び方みたいな話を聞いたりした後だったもので、
コンビニ店員やってみたいっていうのは逆に笑けてきました。
でも展開とかはきちんと練られているように思えました。


ジャーキング 漫才 肝試し(みたいなネタ)
「全身備長炭」という黒い子とスピード感のあるツッコミで、
ホラー系のネタだったので、
もうノンスタ!って思ってからは
頭にあんまり入ってきませんでした。
もうちょっと遠かったらいいのだけど。まるかぶり的。


寺田寛明 コント 学校の係、クラスメイト紹介
地味に一言一言。でも後半の言葉のチョイスがなかなか面白かった。


TEAM BANANA 漫才 ミュージシャンのライブ
わかりやすいネタ。
「べっぴんさん、べっぴんさん・・・」って
最近ガンガン皆やりだしたのって、
ザコシさんの影響?と思うんだけど違うんだろうなあ。


向井中川 漫才 昔話


中MC +門出ピーチクパーチク、Gパンパンダ
「これからどうなりたい?」という話、最初に買ったCD。
ぎゃー、近い。
最初に買ったCD、Gパンパンダの2人ともが「NARUTO」、
新妻さんが「トルネコの大冒険」、私「ドラゴンクエストⅣ」。
新妻さんがヨソイキの答えを
別に用意しているように、私もちゃんと用意していますね。気持ちわかる。


ゲストネタ
ホーム・チーム コント ヒッチハイク
ネタと関係ないけど、若い子ばっかり見てたから、
体型のあまりのおっさんぶり(笑)
単に太ってきているというのではなくて、
根本的に現代っ子の手足の長さと全然違う。


企画コーナー「先輩芸人に気に入られよう!」
ホーム・チームへそれぞれが好きだということをプレゼンして競う。
クロンモロンの高垣さんが
本当にものすごくファンだということでさまざまなアピールを。
まずプレゼン前に、クロンモロン
ホーム・チームが昔出番前にやっていた気合を完コピ。
さらにお宝紹介として、一番好きなライブのビデオテープを。


檜山「俺らの中で一番ダメなライブだ(笑)」


今年に行われた単独をmixiで偽名を使って申し込んだり、
与座さんがくれたというコンビニのゴミをもってきたり、
与座さんと夢で遊んだと告白したりと、
大好きアピールをすればするほど気持ちの悪い結果に(笑)


終わりがけに「皆事務所まだ決まってないんですよ」みたいな話になって、
「ただクロンモロンだけ決まってる」という話があり↓


檜山「良かったー、クロンモロンだけ事務所決まっててくれて。
   俺らの事務所来たらヤダもん(笑)」


あんだけ好きだったら、さぞ入りたかったろうに、
とも思うくらいの情熱が伝わってきてましたけどね。



結果発表+エンディング
門出ピーチクパーチクがクロンモロンを1票差で破り優勝。
クロンモロンの5連覇を阻止したというのが、
次回のライブへ弾みをつけた形となって、めでたしめでたし。

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とにかく若いエネルギーが溢れるライブでした。
やっぱりネタはキャリアのある人に叶わない部分は当然あるのですが、
逆にこの世代にしかできない表現、同世代の一体感、
ライブの見せ方が上手いんでしょうね。
すごく彼らが魅力的に見えるんですね。
お客さんも順位発表に「キャー!!」と歓声が上がるなどして、
若者らしく盛り上がって楽しそうだったです。


ちなみにAリーグ
門出ピーチクパーチク、クロンモロンオレンジサンセットに投票。
Bリーグは寺田寛明、富沢ヴィトくんに投票。