M-1 3回戦東京3

東京の最終日。
終わってみるとあっという間。続いては大阪。
結果発表は阿佐ヶ谷で見る。
見た途端に阿佐ヶ谷ロフトへ行くバタバタなので、
きっちり感想思い出す間がなかった。
あの時うそー！思ったのはとにかくグランジのことだった。

敬称略・ネタバレあります。
合否は公式を。

MC　はりけ〜んず

アルファベット　マナーの悪い人
2回戦で見たのを思い出した。
ボケの人が中性的で、ツッコミの人がおっさんみたいな。
ツッコミが普通の感想みたいなツッコミで改めて驚く。
「勘弁してくれよ」

椀飯振舞　かえるの歌
歌がお上手。うーんそれだけの感想かなあ。

モエヤン
よく追加で上げたな、気の毒なくらいスベってました。
中身は同じ感じ。2回戦は「クラシックの名曲やります」
みたいな入りだったのに対して、
3回戦はよりコントっぽい入り方だったかなと思います。
500人が見に来る、皆見たくて仕方なくて来ているライブで、
こんな一笑いも起きない状態というのは初めてくらいじゃないですかね。
最後は何だかノーヒットノーラン達成を見守る気持ち。
ここまで来たらウケないでくれ、と身勝手な願い。
最後ちょこっとだけ木々が揺れたような音声が客席から漏れた。
ヒットではないんだ残念ながら。わざわざ上げたのが悪いわな。

こりゃめでてーな　浦島太郎が納得いかない
モエヤンの後ということで「ちょっと気の毒」とメモっていた。
そんだけダメージが。

ノンスモーキン　ゾンビ退治
去年の出来と比べて悪かったということはないと思う、
今年は審査が厳しいなあ。
周りがものすごく良いということなんだろうか。

ブレーメン　アニメを知らないスター関根
実はツッコミの感じがあんまり好きでは
なかったんだけど、ちょっと「あら！」と思う瞬間が。
岡部さんがサザエさんを「内容はすごく薄い」
と言うんだけどそれが言い方とかも含め面白かった。
スターのおかげで岡部さんのキャラって
イマイチ良く分からなかったんだけど、
先日漫才プリンスでちょっとだけトークでちょっと分かった。
時間も押しているのに大したオチでもない話（失礼ですまぬ）を
わざわざしてしまい、周囲に助けを求める顔をするというシーンが。
無邪気なんですよね。で、上手く言えないんですが
この方の持つ「悪意がないことの悪」みたいなものを表現したら、
私は好きかもしれないなあと思いました。
ちょっとほくほく。

ピース　刑事がやりたい
ピースの漫才らしい、言葉遊びっぽいのが見たかったけど、
そういう特徴のようなところがあまり見えなかったかも。
インコはちょと好き。

　
あどばるーん　青森弁はフランス語に近い
3回戦でも方言漫才はやっぱり多いっすね。
特に東北はロケット団の山形弁がありますから、
何とか別の特徴を出さないと難しいですね。
音声的にフランス語に近いというのは
東北弁全般に言えることだったりするから。

おりがみ　怪談「メリーさん」
メリーさんは大分やりつくされてしまった中からの感じ。

ひじねすまんず　ホテル
ウケてましたね。たまたま1、2回戦見たと思うのですが、
ネタ時間が長くなったところでいろいろな仕掛けが
ハマってより面白かったと思います。残らなかったのは残念。
法政HOS出身だという話も。HOSすげえなあ。

平成ノブシコブシ　干支に入る
後半失速してしてしまいましたね。
徳井さんの暴走、吉村さんが徳井さんを抱きしめるくだりとか、
去年のことをチラッと思い出す。
ノブコブが3回戦出場日が当日変更になって
「今日は出ません」と会場で発表された時の女子の
「え〜！」が会場に響いたこと。
今日は抱きしめるくだりなんかにワーキャー的な何かが
あるのかと思ったんだけど、特にそういう空気はなかったです。
割と冷静に見てる感じ。ファンの人も見慣れてるだけかもしれないけど。

タリキ　酔っ払い
酒は止めたから飲んでない→飲んでるだろう
というやりとりはちょっとシンプルすぎてちょっと飽きてしまった。

ジェラードン　カツアゲ
ボイスパーカッション、踊ったりいろいろしてただけに、
軸となるおしゃべりがあんまり伝わってこなかったです。

タイムマシーン3号　子供欲しい
皆さんやる、子供欲しいというネタでありつつも、
ここまでできるのは素晴らしいですねえ。
お二人それぞれ表現が豊か、面白かった。
決勝に残るんじゃないかなあとは思うんだけど、
ネタ全体の流れとしては、
彼らがかつて決勝に出た時の1本の纏まった流れとまではいかず
短いネタの集合な感じがあるので、そこがどうかなと思わなくもない。
でもウケは十分ある。

南京錠　セブンイレブン
素数、2回戦でウケてたのに大分後半にちょろっと。

明星ヒットパレード　中国人店員
これは去年KOCで見た時のネタだ。
ちょっと面白かったので気になっていたのです。

インポッシブル　スカートめくり
スカートめくり、って時点でもう嬉しくなる。
そんなところやるんだと。好きですね、インポッシブル。
DS売ってきたとか超能力とかもうスカートめくりへの
情熱がバカバカしくて面白かった。
着眼点とか動きとか他の人が持っていないものを
沢山もっているコンビだと思うので、
いずれKOCなりM-1なり準決勝には行くと思う。今後に期待。
逆に（？）M-1の方が可能性が高い気もする。

トリプルエンジョイ　もしも
あまりウケてなかったですね。リズム系への冷静な客席の対応。

チャド・マレーン　日本人と認めて欲しい
チャドの台詞が後半何言ってるかわかんなくて、
雰囲気で聞いてました。外国人なのに日本語ぺらぺらという意味では
西麻布ヒルズの千太郎さんとか迫ってきている（千太郎さんはツッコミですが）
ので、頑張らないといけないですねー、チャド。

NON STYLE　峰打ち
さあ、これは前からやっていたネタですね。
後半のスピード感は彼ららしい感じで
ウケてましたけど、準決勝はどうするのかな。
このネタやって決勝というわけにはいかない気もします。
勝手ながらディフェンディングチャンピオンが
前からやっていたネタというのは残念な気がしてしまうのでね。

ガリベンズ　部活辞める
ネタがすごいというより、紹介しているギネス記録が
すごいねという話になってしまっている。

レッドクリスマス　怪談「メリーさん」
パフォーでツッコミ方とか工夫してきたんだと思うけど、
ウケませんでしたね、残念。

ミラマリア　アイドルテーマパーク
滝口ミラさんのネタ飛ばし。
うわー、3回戦で完全にネタ飛ばしてどうしていいかわかんない、
というのは初めて見た。本人も不本意だと思うけど、
それだけプロの芸人さんというのは練習に練習を重ねているし、
数多くの舞台経験に基づいているんだということを
知ったのではないでしょうか。
こういう結果になってしまうのであれば、
他を上げて欲しかったと言わざるを得ないですね。
来年こそアイドルさんがきっちり漫才できる姿を
見せて欲しいものです。

ぽ〜くちょっぷ　彼女欲しい
「養成所で余った奴同士が組んだ」がウケてましたね。

LLR　大豆大好き
「お前きらーい！！」
福田さんのお子ちゃまのような不思議キャラが活きていて面白かった。
テンポも良いけど、慣れてしまわないような上手な感じが
あっただけに、不合格が残念。
2回戦とか事前の感じから準決行けるといいなあ
という気がしたのだけど。

どきどきキャンプ　屋上で告白
どきキャン昨年とかもM-1で
前にも見たことあるはずなんだけど、
印象に残っていないものです。が、今年は面白かったなあと。
「坂本君だけ」

マスタッシュぼうや　アイブサキが好き
地味に1、2回戦両方見てたと思う。
バドミントンのネタの方が良かったと思う・・・。
熱く語る度にちょっとずつ引いていく客席。

ライトミール　バーテン
ツッコミの声が小さいー。ボケの人とのバランスが。

ロビンフット　鍛えたい
（アマチュア）と書いてあったんで「ふーん」と思っていたんだけど、
SMAのロビンフットじゃないかー！おぐさんとまーぼーさんです。
事務局が間違えたのか、本人たちが意図的に
そう申し込んだのかわかりませんけどね。
「下半期のやつ」が面白かった。

レアレア　ヒーロー
リズムに慣れてしまった。

東京ダイナマイト　怪しいプロデューサー
舞台一杯出たいと吉本入りしたんだと思うんだけど、
まだまだ力いっぱいの感じがしないなあ、余力残しすぎじゃない？
「こども店長」「カスやろうなんす」ちょっと吹きましたけど。

超新塾　ゴレンジャー
お客さんのウケは良かったけど、
リズムに慣れてしまう感じがある。
やっぱり漫才の流れみたいなのはないから
上に行くのは難しいのかなあ。

キューティーブロンズ　ホストになりたい
ここっていっつも思うんだけど、結構上がってきますよね。
去年も3回戦にいて、モダンタイムスの前だったんじゃないかな、確か。
何ポイント？オカリナ？漫才的に上手なのかなあ、
私はわかんないんです。方言も珍しくはないし。
ただ、コールのところはちょっと笑っちゃった。えへ。

上々軍団　どっちが運悪いか
歌に頼らず、合格というのはすごいですね。
わかりやすいのも良かったのかな。
全然関係ないけど、一昨年まだルミネで準決勝やっていた時、
岡見さんが立見席で見ているところを見ました。
今年はご自身が出られることになって、良かったですね、
おめでとうございます。

ハム　ホストのキャッチ
コントの中では普通にしゃべる諸見里さん。
差がわかりすぎじゃない？

ニンゲン　酒、休み（失念気味）
「ギャップ！」ってリズムが。どうも慣れてしまうなあああ。

ハイキングウォーキング　カレー屋
松田さんの髪（＝アニー）いじりは結構残念。
だってできる人たちじゃない？
雑にコントに入るのは好きっ（去年とかもそうだった気が）。
このくらい乱暴さ突き抜ければむしろ好きになる。

なりきんショージ　ドゥーン禁止
ああ、上がっちゃいましたか。
金成さんの冷静な感じはキライじゃないですけどね。

ランチランチ　うみちゃんの誕生日会
オーライのウケなさぶり！
プロアクティブの歌って、ネタで使う人多いな。
そういえば最近、ツカミで「実はうみちゃんだった」
みたいなのやらないなあ、あれ好きだったんだけど。

グランジ　ツッコんでくれ
佐藤さんのツッコミを欲しがる2人。
テンション高く、コントも大掛かりな感じ（ハケて、地元帰るコント）
で会場全体が大盛り上がりでめちゃくちゃ面白かったんだけど、
不合格ー！何でだよーーーー。くそう。これがものすごく残念。

南国姉妹　歌のお兄さん
挙動不審なツッコミがちょっと好きなので、
そろそろ準決勝行って欲しいんだけど、もうちょっとでしたかね。
「仕上げはやまざきさーん」「エロい奴の顎割ろうとしてる」

ガブ＆ぴーち　指きり
ガブ様（そう言わないんだか？）の台詞を
口ずさんでいる三好さん（そもそもぴーちと呼んでいたか？）がまたいた。
あのもたもたしたツッコミはたまに聞くと楽しいけどね。

ラフ・コントロール　ショッカー
一昨年ルミネ3回戦で同じネタをやっていた気がしますが、
変わったのかな、パワーアップした気がちょっとしました。

南海キャンディーズ　ストーカー
山里さんの鬼気迫るダッシュっぷりが面白かった。
動く山ちゃんをもっとみたいなあ。

ライパッチ　ガンマン
印象に残らなかったです。。

三四郎　ドリフ
「SASUKEオールスターズ・・・分かる人少ねーよ！！」
これ好きだ。「誰が分かるんだよ！」「誰も分かんねーよ！」
と言われると私は若干反発する性分を持ってるので、
「分かる人少ない」に感激してしまうのです。
彼らはもっともっと伸びるなあ。
去年はまだフリー、2回戦、コマネチのネタ面白くて、
マセキに入ったら3回戦まで行くのではないかと思っていたら、
何とか追加で受かって嬉しかったですね。
今日はまだ会場を巻き込めない感じでしたが、
きっともっと上手くなる。
あ・うんで3人組だったそうで、
それは見たことなかったんだけどね。

オープンスペース　悪代官に襲われる娘
騒いでいる感じがインパクト強すぎて、
ネタの部分は何が言いたいのか伝わってこなかったです。

テクノポッピン　幽霊
「○死できそう」という意味不明なメモ書きをする私。
うう、困った。失念している。

Wエンジン　森ガール
「えとうさんです、ありがとうございます」って何なんだよ（笑）
惚れてまうやろ、が序盤で出てきてホッとする。
（去年はかなり引っ張ってどきどきした思い出が）
えとうさんの歌の作り出す空気を活かしてて面白いけど、
漫才ぽくはないですからねえ、うん。

パンクブーブー　陶芸家に弟子入り
黒瀬さんのツッコミ好きなんですけど、
意外とこれは強烈なフレーズがないですね。
でも勢いがあって面白いネタ。

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全体の感想。
今日は3日の内一番過酷！というか大袈裟ですけど残酷。
ウケているところとスベっているところが。
一組のネタの中でちょっともウケない、
ということが結構あって辛くなるくらいだったです（一番はモエヤン）

無理して笑う必要はない、
そもそも普通のライブってスベってる時も
それが面白くなっちゃって笑ってしまう人って絶対いるんだけど、
それもほとんどない状態。私は全く笑いが起きない状況が怖くて、
引いてしまって笑えなかったです。そのくらいの恐怖体験（笑）←ここで笑うんかい。

審査に関してはグランジが残念で残念で。
初日に通った鬼ヶ島と比較されるところだと思うけど、
グランジはオーソドックスな漫才を壊したネタをしよう
という気負った感じが見えてしまったのかなあ。

鬼ヶ島は漫才をぶち壊すとかじゃなくて野田さんの顔！
というか、漫才が起点になってないところが
鬼ヶ島らしさとして評価されたんだろうかねえ、何だろうねえ。

グランジは今年KOC3回戦から見事準決勝に行って、
準決勝での仕上がりがビタッと調子上げてきた感じが
とても頼もしくて感激した組だったので
（例えば去年のM-1ではマシンガンズとか流れ星とかがそんな感じ）、
KOCで掴んだコツを持って、上に行ってくれるんじゃないかと
期待していたんです。むう。

あとはノブコブかなあ、残念なのは。
今更ながら、ゴリラと結婚するネタをやっていたら
どうだったろうか、と思います。