M-1グランプリ2009 1回戦東京@TEPCOホール


M-1ですが、私は今シーズン初なので、初らしい感想を。
出囃子がいくつか種類が増えていて、ちょっと新鮮・・・
と思いきや何かあんまり出囃子っぽくない気もして
(出囃子っぽいのって何よと言われると説明はしにくいですけれど)
若干の気持ち悪さが。


敬称略・ネタバレあります。

MC ハリガネロック
最近見てなかったこともあり、
黒縁メガネのユウキロック
袖にいる時に「誰?」と思ってしまいました。
一応エントリー数が153組(内23組が結果的にキャンセルとなる)。
この数を聞くと1回戦、という気がしますね。
ちなみに規定時間を知らせる警告音がちょっと変わっていました。
聞こえやすいように高めになったのかしら?


気になった組だけピックアップ。


ロケット団(合格) 英語っぽい山形弁
よく行く会場では皆さん良くあると思いますが、
私(変態)がTEPCOホールで好きなのはこの辺↓
(いつも座れるわけではないですが)



袖でチラリと素の顔を覗かせてくれるのが好きなのです。
あんまり覗くもんじゃないんでしょうけどね。
今日は出番直前、倉本さんがチラリと客席をうかがっておりました。
ネタはさすがの安定感。


山ウ(不合格) 落語がしたい
あのR-1セミファイナリストの山本俊治さんのようです。
山本さんが座布団になって落語をさせてあげるという
トリッキーなネタで、結構面白かったけど、
やはりあの場には大人しすぎたのかなと思う。


社会科ブラザーズ(合格) 授業参観
お二人とも現役教師とのこと。
一人がタンクトップで出オチかと思ったけど、
なかなかオーソドックスでお上手でした。合格も納得。


シソンヌ(合格) CDポーカー
おなじみっちゃおなじみ。


仙極(合格) 売れねーなー
売れないし、ライブもウケないなーと
延々と2人でネガティブ発言をしていく漫才。
パターンとしては面白かったかな。


バケラッタ(不合格)
マリッジブルーこうもとのコンビ。
ものまねを封印していて、
かつ何をしたいのかわからない漫才でした。
去年は確か相方さんがネタができないから
「僕がものまねしまーす」とかやっていたので、
多少ウケてはいたけど、今回は。。


おさむ・ひろし(合格) ドライブ
元OM砲のおさむさんと
元ファイヤーワイヤーの下瀬ヒロシさん(ともにSMA)が
コンビを組んでいたんですね。
ネタはOM砲が昨年1回戦突破した、ベテラン風漫才でした。


阿佐ヶ谷姉妹(合格) たい焼き屋
お姉さんの動きがパワーアップしていて、
前半は漫才らしく。後半は彼女たちらしい歌で。
面白かった。「何だよ、その後半!」みたいな。
時間の使い方、自分たちの活かし方を
良く知っている人たちなんだといつも感心してしまうのです。


アイデンティティ(合格) 幼稚園
1回戦の長丁場の中で、
正統なフレッシュ漫才を見て、ちょっと目が覚めた。
テンションが気持ちいい人たち。


ドロにアタルはハズレるか(合格) アナウンサー対決
3人組。一人のボケが食欲担当、
もう一人のボケが下ネタ担当と
分かりやすいということもあるけど、
皆おっさんでポップさのかけらもないのが
不気味で妙に面白かったかな。


貧乏けずり(合格) 俺には品がある
ボケの人が俺には品がある、
とひたすら決めポーズをしていた。
雰囲気は面白そうだった。


浦添ウインドゥ(合格) 京都に行きたい
舞妓が化粧を落としたところを想像して、暫く笑う。
頑張れフラットファイブ。(何か言いたくなった)
フラットファイブの芸人さんって
急激に増えたから、大して良く分からんのだけど、
漫才はこことてっぷんが結構良いのではと思う。
てっぷんは10/24(土)に1回戦。


しばし、てっぷんの話↓
カリスマ芸人待合室で良く見てたけど、
恐らく長い間事務所に入っていなくて、
今年からフラットファイブ所属。
4月に漫才新人大賞予選会で見た時に
とても良くなっていたので嬉しくなったのを覚えています。
そして永野さんのDVDの特典映像では
永野さんの超ガイキチ演出により、
仲尾さん(長江健次似だけど超マッチョ、
ブログには自分の写真が多いナルシストさん)が
とんでもないことになっておりましたが、
永野さんや事務所の作家さんから爆発力を得つつ、
良くなっているんだろうなと思います。


オクヨコ(合格) ヒーロー
名前を言わないっていう話。


断固絶壁(不合格) 寿司屋
SMAびいきなもので気になってしまいました。
しかしNEET(お兄さんチーム、響・アルコなどはこっち)
ばかり見ているので、基本的にHEETはあまり知らず。
初めて見たけど、雰囲気はトリッキーな感じで好きな感じ。
でも自分たちのパターンにいきなり入りすぎて、置いていかれた。
そんなこと言ったら、お前の好きな浜浜だってそうだろうと言われれば、
それは何か違うんだよ、と来てもないツッコミに反論する私。


ブラックスコーヒ・オン(合格) キャッチコピー
ひじきさんがトリオになって登場。怖いよー。
M-1のユニットなんだろうか、
以前女性(現カシスプリン)と組んだニートホープって
いうのも見た目が不気味だったので、
それを上回る残念な3人組。とにかく見た目。
関係ないけど、カシスプリン(男女コンビ)のプロフィール調べたら、
マエカワキヨトシだって、惜しい!
81年生まれだったら、絶対前川清いるんだから・・・意識?


山元(不合格) 彼女
モンキーはじめさんの即席コンビだったようです。


平成ノブシコブシ(合格) ギャグを作りたい
信長というのをノブナゲと言う吉村(敬称略)。
緊張している感じが余計に彼らの気合をうかがわせる(←良く解釈しすぎ?)。
ギャグを作りたいので、先輩(歴史上人物)のギャグを見習う・・・というネタ。
一個一個は「ハッ」と新鮮に面白いんだけど、
単発な印象もあって、準決勝行けるんだろうか、と素人の余計な心配。


☆他に気になったこと(たまにこういうのも言ってみます)
1、ネタは結婚式のスピーチが多かったように思う。
2、現役教師、黒人と日本人、ちびっ子というのが複数組。
3、ネタが飛んじゃって、どうしよう・・・となって立ち尽くす組が多かった。
  ネタ飛びなんて1回戦は当たり前にいるんだけど、
  結構あいさつして帰ることも多いんですが、
  特に多かったなとふと思う。
  1組、ネタ飛んだ人があいさつして帰ろうとするのを
  手を掴んで帰らせなかったというのもありましたね、しかし復活はできず。。

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ついったでも書いたんだけど、M-1に限らず、TEPCO予選共通の話。
TEPCOホールは控え室からロビーまでの通路も狭く、
出入り口が客と出演者共通で細い階段。
なので、出待ちがしやすい環境(うなぎ漁みたいな?)なのです。
出待ち目的で来ているのかなという人が結構多くて、
なかなか気になります。
お目当ての芸人が終わると猛ダッシュでロビーへ向かう人々。


あとは座席に荷物をおいて、席取りをして、
全然帰ってこないという人もいたりして、
1、2回戦と3回戦以上では別の空気があります。
そういうのを見るのも1回戦の楽しみ方・・・ですよ?


1回戦の常連ぽい人っていうのを3回戦以上で
あまり見ない気がするのは私だけなんでしょうか。
ただ人が多いからわかんないだけなのかなあ?